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オホーツク左見右見(とみこうみ)

 積極果敢に商機を引き寄せるといった動きが弱いんじゃない、なにかしら蛸壺で身を潜めて、息を殺しながら「いいことないかあ」なんて都合のいいことを考える経営者、幹部が増えたんじゃない、最近‐。とは、最近、札幌圏から当地に足を運んでくれた御仁の科白である。

余裕ありますねえ
20年ぶり再訪のオホーツク  あれだ手続、レポート面倒くさいから

 小心翼々、無芸小食、忖度派のコラム子には口が裂けたっていえるコトドモじゃありません。この御仁、二十年ほど前、縁あってオホーツク圏に赴任したことのあるビジネスマンであります。ですから、十年二昔といいますか、当時を振り返りまして「アレはどうなった、あいつはなにやってる」といったタグイの話しに花が咲くのは当然なんでありますが、こうした話題に地元組は最初は景気よく応えておりましたが、次第に、なんていいますか、意気消沈の塩梅になってくるんですね。というのも、この二昔前の転勤族で、いまやこの地では浦島太郎というしかない立場なんでしょうが、あくまでも意気軒昂なんであります。ま、当時のことどもの結実した玉手箱を早く開けてみたいと気がはやっているのでしょうが、そうした御仁に、当方としてはですよ、はい、胸張って「結果は上々、でイマこういうことやってんだよ」なんて、自慢できるようなコトドモが、いかにも少ないということが、分かってまいりましたので、さて、とばかりに某経営者が「それはそうとして」と話題転換を切り出したのですが、そうは問屋が卸してくれないのが世の常でありまして、前述のセリフとあいなった次第であります。「あれじゃない、オレいたころはさ、地域資源活用型の商品開発を先頭に積雪寒冷地のハンディを逆手にとってだの、食はオホーツクに有りとか、資源と技術にボーダーはないなんて、みんな一生懸命だったじゃない。十勝、帯広には負けません、っていったのアンタだよね。でも、今はどうなの。さっき、いくつかお役所回ってきたんだけど、いってましたよ、国などの公的資金、支援を受けて新商品や技術の開発、磨き上げに名乗りを上げる企業が目に見えて減っているんだって、こぼしてましたよ、担当者が。いろいろお薦めするんだけど、やれ手続が面倒だ、レポート作成に手間がかかる、収支報告書の記載事項が細かすぎて、やってらんない‐とみなさんハナから腰が引けているとも聞かされ、あげく、ここの経営者は余裕がおありなんですね、だとさ。どうしちゃったの。余裕があるなんていわれて、どうなの。さっぱりいいこと聞かないし、十勝には負けっ放しなんだろ。どうする気なの!」。ハッパをかけられても、みなさんダンマリを決め込んでおります。<この項続く> 

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