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オホーツク左見右見(とみこうみ)

 常識のない奴には、ほんと、難儀するなぁ‐と、ある経営者氏、嘆息頻りであります。 

求められるのは働き手の側に立つ施策
パート厚生年金の狙い目は  その前にやるべし

 商売上のやりとりの顛末ですから、突っ込んだコトは聞けなかったのですが、要はですね、非常識な方々には、常識たる所以の節度、恥といったタグイのブレーキといいますか、自己規制機能といいますか、そうした踏ん張りを働かせようというツモリがまったくありませんから、ま、いいたとえではありませんが、タガが外れっぱなしの桶に水入れるようなもので、兎にも角にも、常識とは土俵を違え、ルールにしても、なにそれ? といった塩梅ですから、この経営者氏曰く、非常識には勝てません、と戦意喪失のテイで、ぼやくわけでして、なにやら、桜を見る会のあれこれが思い出されるんですが、にしても、官房長官の記者会見の“答弁”は、なんとかなりません? 嘘も方便とはいいますが、ありゃ、厚顔無恥というんだよ、とは知人某氏の見解でありまして、なるほど、とコラム子も納得したい気分になってしまうのですが、いかがなものでしょう? で、寄り道はここいらで打ち上げ。パート厚生年金の件にハナシを戻しますが、ま、国民上げて70歳まで働かせるおつもりの永田町、霞ヶ関界隈のことですから、なに、界隈のご都合主義を下敷きにした細工はすでにして仕込み終えております。それが企業規模の二段階拡張案であります。聞くところによりますと、三年後には101人以上、四年後には51人以上に要件を“緩和”する方針とのことで、ま、51人以上への“解禁”に向け、あれこれ言いつくろって、数値を下げてくるのは、従前の制度設計の組立から見るかぎり、ほぼ間違いないでしょう。適用拡大による保険料収入の嵩増が永田町、霞ヶ関界隈のネライである以上は、はい、企業規模51人以上の岩盤規制に穴を開けてみせます、と鼻息荒くする向きが何人か旗振り役を買って出てくるという次第なのでしょう、おそらく。そん時、どうします? ま、101人以上規模の企業では、パート層を雇用弁仕様に組み替えて、負担増を回避するのでしょうが、地方の中小・小規模事業者は、大丈夫? 国は例によって助成金などのアメをちらつかせるでしょうが、さて、いかが相成るのか。保険料負担の土俵から、あれこれイメージしてみますと、低年金・無年金層の解消といいながら、国の思案は保険料の多寡から一歩も出ようとしませんし、一方では保険料を負担する事業者(主)、パートの都合に斟酌する気配はありません。ILOから批准を求められている長時間労働の禁止、パート労働者の労働契約、母性の保護といった労働環境改善の取り組みをスルーするから、働き方改革同様、屋上屋を架すことにしかならない、とおっしゃる向きもおられるとか……。

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